カテゴリー「サッカー」の3件の記事

2008年9月 6日 (土)

アジア最終予選へ向けて〜一番アツかった日〜その3

試合外時刻が近づくにつれスタジアムのボルテージはどんどん上がって行く。
19時のキックオフ前にカズと城がボールに手を置いて祈りを込めた瞬間、ボルテージは最高潮に。そして最終予選の長く苦しい戦いのホイッスルが鳴った。

前半早々にPKで先制点が入った事もあり、選手の堅さも取れ、次々と追加点を決めて前半を4-Oで折り返す。後半バタバタしたシーンもあったが、カズが4点決めて6-3の圧勝。

帰りの駅までの道のり、サポーターは大盛り上がりで、俺とYも興奮気味でこれからの展開を熱く語り合った。
余談だが、Yはこの三週間後の韓国戦も観戦に行くのだが、あの悪夢のような逆転負けの試合後。駅までの道のりは一面の人の波なのに、話をしている人は全くいなかったそうだ。

どうにか人の波をかき分けて駅にたどり着き、またまた電車を乗り継いで横浜の緑区に住む伯母の家に一泊させてもらう。
次の朝6時起きで羽田に向かい福岡行きの始発便に乗った。Yは休暇を取っていたが、俺は忙しくて休めなかったので空港から職場に直行して10時過ぎには仕事を初めていた。

1日のほとんどを電車に乗っているか、サッカー見ているかだけで過ごすという凄い一日だった。しかも2試合とも濃い内容の試合だったし。この日は俺のサッカー史の中でも忘れられない思い出となった。

これを書くにあたり、色々と調べるうちにあの時の熱い気持ちを思い出し何とも言えない気持ちになってきた。
この試合以降のあまりにも苦しい戦い。選手も大変だったろうけど、俺もYも、いや日本中のサッカーバカが悔しい思いをいっぱいして、最後にジョホールバルで歓喜の瞬間を迎える。その瞬間俺とYは声を上げる事も涙を流す事もなく、なくただ固い握手を交わしただけだった。

明日の明け方に最終予選が始まる。いろいろな事が言われているし、俺もいろんな意見は胸の内にある。だけどもただ純粋に勝利を信じて応援するのみだ。11年前の事を思い出してそう思った。

最後に、このサイトの最終予選観戦記がとても良くて感動しました。宜しければどうぞ。

(text by ばたー)

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2008年9月 4日 (木)

アジア最終予選へ向けて〜一番アツかった日〜その2

1997年9月7日、日曜日。プラチナチケットと格安航空券を手に福岡空港に集合した俺達は、羽田へ向けて飛び立った。羽田からは、モノレール・山手線・地下鉄と乗り継いで西が丘サッカー場に到着。決勝のカードは東福岡vs清水商。

東福岡には本山雅志、古賀誠史、宮原裕司、金古聖司、千代反田充、手島和希
清水商には小野伸二、平川忠亮、小林宏之、池端陽介etc

どちらも、のちにJリーグに入団する選手がごろごろいた。

結果から言うと、圧倒的な強さを見せつけての東福岡の勝利。
4-5-1のフォーメーションの両サイドアタッカー(右の古賀大三、左の古賀誠二)はサイドを縦横無尽に駆け上がってやりたい放題だし。攻撃的MFの宮原と本山は華麗なテクニックとパス回しでファンタジーを演出してた。

これが高校生のするサッカーか?と驚かされるほど、魅惑的な攻め。攻撃はほとんど前の6人でして、4人のDFは攻撃に参加することなく守るという変わったスタイル。しかもそのDFのメンツが豪華(金古・千代反田・手島)。こんな連中にディフェンスに専念されたらゴールを割れるわけないって!

しかしこの記事を書くにあたって公式スコアを調べてみたら、3-2と1点差だったのでビックリ!4-0ぐらいかと思ってた。それほど内容は一方的で、清水商は全く見せ場を作れずに小野がカリカリしてチームメイトに怒鳴っていた印象しか残っていない。

この年、東福岡は選手権も制覇し、初の高校三冠(高校総体・全日本ユース・高校選手権)を達成するのだが、その強さをまざまざと見せつけられた試合だった。

余談だけど、ハーフタイムに関係者席を見たら清雲栄純氏と大仁さん湯浅さんと、高円宮殿下夫妻を見かけた。なんか得した気分だった。

興奮さめやらぬまま西が丘サッカー場を後にしたYと俺は、また電車を乗り継ぎ国立競技場に向かった。中央線に乗り換える頃には、青のユニフォームを着たサポーターを車内で多く見かけるようになり、否が応でも気分が盛り上がって来る。信濃町駅で降りると、一面青の洪水。なぜかYと俺は普段着だったが…。競技場に向かって歩きながら、すごくドキドキわくわくしたのを覚えている。

競技場に入ると、その大きさと応援の迫力に圧倒された。まだ試合開始まで1時間以上あるというのに地響きのような応援コールに鳥肌が立った。

つづく

(text by ばたー)


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2008年9月 2日 (火)

アジア最終予選へ向けて〜一番アツかった日〜その1

このブログのプロフィールの「興味のあること」の欄に、「サッカー観戦」とこっそり書いてありますが、今までtotoの事は書いてもサッカーの記事は書いていませんでした。

いよいよ日本時間の9月7日にW杯アジア最終予選が始まります。日本はオーストラリア・ バーレーン・ウズベキスタン・カタールと戦うわけですが、それに先駆けて、ちょうど11年前の9月7日、自分の中で一番アツかった日の事を書こうと思います。

その前に俺のサッカー観戦歴を少々。

1988年に福岡に移り住んだ俺は、大学進学で偶然福岡に来ていた高校の同窓生のYといつも遊んでいた。Yはサッカー部出身のうえ、かなりのサッカーマニア。当時はもちろん日本のサッカーはアマチュアの時代で、W杯・五輪はおろか、アジアカップさえこの年に初出場(1分3敗の最下位で予選落ち)とまさに暗黒の時代。そんな中、もともとサッカーは嫌いじゃなかった俺は、Yの影響を受け次第にサッカーにハマっていった。それからしばらくして日本のサッカー界は劇的な変化を辿り始める。
プロ化決定、アジアカップ優勝(伝説の日本vsイラン戦を広島まで見に行った。カズが「足に魂こめました」と言ったあの試合)、Jリーグ開幕、ドーハの悲劇、アトランタ五輪、日韓W杯共催決定etc。

その間、二人で鹿児島から広島までいろんな試合を見に行った。代表はもちろん、高校サッカー・Jリーグ・JFL・天皇杯等々。

そして1997年9月7日、悲願のW杯初出場をかけて最終予選(ウズベキスタン戦)に臨む日本代表。

「これは国立競技場まで見に行くしかない、しかもこの日の昼には全日本ユースの決勝も行われる!」と必死でチケットを入手し、その日を迎えた。

つづく

(text by ばたー)

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