とべ! ちいさいプロペラき
週に1度、幼稚園でお隣にある図書館で本を借りることになっているらしい。先週アニジャが「とべ! ちいさいプロペラき」という絵本を借りて来た。本人は他に借りたい本があったらしく、不服そうだったが、いつものように寝る前にこの本を読んであげた。
舞台は飛行場。お話は、小さなプロペラ機が初飛行を待っているところから始まる。そこへジャンボジェット機がやってくる。そこでからかわれたりして、それでも負けない!みたいな話なのかな…なんて思ったらそうじゃない。何の予備知識もなく読み始めたが、優しさがじわっとくるすごくいいお話なのだ!
また、絵がよくて、その絵は「山本 忠敬」さんが描かれていて、うちにも山本さんの絵本の「のろまなローラー」があるのであっ!と思った。それで気付いたけど、この人は乗り物の絵を主に描く人だったのだ。山本さんの描く乗り物は緻密ではレトロな雰囲気ですごく可愛いい。そして、1台1台に表情がある。「のろまなローラー」は60年代に出されたようだが、全然、色あせない良さがある。うちの子たちも大好きだ。
「とべ! ちいさいプロペラき」は、ページをめくるたびにわぁ!と思う。ドキドキする絵だ。空港という空間自体がもともとワクワクするところだけど、それがすごく絵から伝わってくる。特に好きなのは夜の空港のシーン。(だいたいほとんどのページが空港なんだけどね)夜の格納庫でプロペラ機とジャンボが語り合う。私の記憶の中の夜の空港にピタッと来る!だからかな…。空港の夜景を見に行った時に見た、だだっぴろい滑走路の向こうに、ぼーっと光る街の灯り。その絵を見たとき何かキュンと来てしまいました。
お話も、勇気を出して何でも思い切ってやっていいんだよ、と優しく励ましてくれるストーリーです。ま、うちのアニジャは今のとこ何でも自分はできると思っているようですが。それが全く持って手に負えない感じ…。へこむということを知らない…。その方がいいのか?
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