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2008年10月

2008年10月10日 (金)

the L word(Lの世界)-part2

 今までにない、レズビアンを描いたドラマ「Lの世界」。とことんおしゃれに、華々しくレズビアンの生活を見せる。しかも、それだけじゃなく、一人一人のキャラクターを深く細やかに描いている。
 男、女、ゲイ、レズビアン、バイ、その他イロイロ…と、カテゴリーはあるけれど。ベットとティナの関係なんか、やってることは男と女。浮気したあげく、「あなたじゃなきゃだめなの…」と哀願するも、また浮気!一番女性的なようだけど、一番勇ましいティナ!見た目、男だけどレズビアンとして女の子とつきあいたいリサなんてのも、いました。結構そんなもんかも知れません。みんな便宜上女とか、男とか言ってるけど、女性的な部分と男性的な部分、両方あるものね。結局その、どっちの傾向が強いか、グラデーションのような。うちのダンナばたーも、休日にコーヒー片手に甘いケーキを食べながら、「あ〜シアワセ」とつぶやく姿は、完全に女子だろ!って感じだ。

 その他にも、ベットはアート・ディレクター、ジェニーは小説家だったりするので、その世界の情報も結構盛り込まれていて面白い。猥褻か、芸術か?の議論は昔からありますが…、以前日本でもメイプルソープ の写真集を持ち込もうとしたのを税関で止められた事件がありました。その他にもキリストを冒涜するような作品を展示しようとしたり、あれは抗議が殺到しそうな試みですが。大丈夫だったのかな?
 それから、ジェニーの作文のクラスの先生と生徒に、ヘンリー・ミラーアナイス (?)のイメージも使われたり、写真の世界、あとシェーンが映画の世界に進出することで、ハリウッドの様子ものぞける。そこから、色んな世界の女性、女性同士の関係がどうみられて来たか、その歴史も理解できるようになっている。

 とどめは、グロリア・スタイネム の登場!「なんで、グロリア・スタイネムが来てるの?」ほんとだよ!と、ベットのパパのお葬式に現れた。パパは、あんなにベットとティナの関係を受け入れようとしなかったのに…、まいーか。そこから、フェミニズムとレズビアンの関係について、出演者たちが語るシーンがあったり。フェミニズムの象徴グロリア・スタイネムが出るなんて、ただのドラマでありえない。彼女の本は、私も昔読んで感銘を受けました。レズビアンだからと言って、必ずしもフェミニストかどうかは、わからない。色んなタイプがいるものです。完全に典型的な男性として生きてる人、身も心も女性だけど、女性が好きという人。そんな、レズビアンの世界を知ってほしいという願いもこのドラマに反映させているのでしょう。
 と、ただものではないドラマ「Lの世界」。この先どういう展開になるのか…。楽しみ。


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