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2008年3月22日 (土)

「リトル・ミス・サンシャイン」

 またまた、これもアカデミー賞2部門受賞の作品、「リトル・ミス・サンシャイン」。だけど超メジャー級出演陣の「ディパーテッド」に対して、こちらはどっちかというとマイナーな俳優さんばかり。だけど演技は全員助演女優・男優賞もの!みんなのキャラが最高!

 以前見た「サムサッカー」 と、似た趣があるのは、監督がCMやミュージックビデオの世界の人だからかな。やっぱりこれもみんな自分のことに精一杯で、バラバラになりそうな家族の物語。パパは「勝ち組」になる方法を執筆し、出版を目論みその生き方を子供達に強制する。それに反抗して兄のドウェーンは、家族と口を聞かない。おじいちゃんは麻薬常習者で老人ホームを追い出される、そこへ自殺未遂したゲイのおじが加わり、それぞれがカッテなことばかり言ってる。ある時、娘のオリーヴがミスコンに出場するので、家族みんなでカリフォルニアへ出発。黄色いオンボロフォルクスワーゲンで!旅の途中、色んな事件が起こり、それぞれがつながりを再確認し始める。

 やっぱり、おじいちゃんの存在が効いてる。アラン・アーキンがこれで助演男優賞を取ったが、ハチャメチャなじいちゃんだけど、最終的におじいちゃんにしてやられた!という感じ。お父さん役の、グレッグ・キニアもすごく良かったと思う。最初はちょっと思い込みの激しい人なのだが、必死になってみんなを引っ張って行こうとする、それに何だかわけわかんないうちにみんな、ついてっちゃうのがおかしい。お兄ちゃん役のポール・ダノも存在感ある。もうすぐ公開のポール・トーマス・アンダーソンの「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」でダニエル・デイ・ルイスと共演してるらしい、注目株。

 日本で、CM界の奇才が撮った!とかいう映画は、大抵、映像が面白いだけで終わっちゃうような気がする(そうじゃないのもあるかも知れないけど…)。この映画は、脚本も良いのだろうが、ちゃんと細かく人が描かれていて、ホロリとさせる部分もあり、すごく良かった!最後ミスコンのシーンでは、大爆笑。映画でこんなに笑ったのは、ひさびさなような。

 私たちも、大人のフリして家族なんかしてるけど、そんなに自信もって親やってるわけじゃない。でも、動き出した船は止めることはできなくって、このフォルクスワーゲンのように、ギアがきかなくなったり、扉がぶっ壊れたりしながら走り続けるしかないのかも…。時には、後ろから押してあげたりしながら。たまたま、乗り合わせた私たちだから。

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