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2007年12月 2日 (日)

ゆびおいし〜♪

 アニジャが指をしゃぶっていると、つい歌ってしまうのが「ゆびおいし〜♪すごくおいし〜♪」。これは、おじいちゃんが指しゃぶりしているアニジャにいつも「ゆびおいしい?」と聞いていて、その場にいた甥っ子が作ったダジャレソング。(もちろんチキンラーメンの節で)

 アニジャはいつも左の親指、よークンは右の親指と何故か決まってる。指しゃぶりは歯に良くないとよく言われるが、この映画の主人公もそのせいで歯医者に通っている。ちなみにその歯科医はキアヌ・リーブスなのだけど、英語で親指を吸う人のことを「サムサッカー」といい、主人公は17歳になってまだ親指を吸っている。

 「サムサッカー 」の主人公はなんてことない普通の高校生。どっちかというと、イケてない部類に入る。友達はオタクばっかだし、もてないし。で、親指を吸うのをやめられないのに、やめようとして歯科医に相談するとヘンな催眠術をかけられ一時的にやめることに成功。だけど、吸うのはやめれたけど、反動でおかしな行動をとり始める…。

 よくある現代の高校生を描いた青春映画と思いきや、周りの大人達も実は親指にあたるような物を持っていて、主人公の成長とともに変化していく様子が、マイク・ミルズの平等な目線によって優しく描かれ、たちまちフェイバリットな映画になってしまった。

 一生懸命、愛情を注いでいるつもりが、子どもからすると見当違いであったり、子ども過ぎて理解できないなんて、大いにありうるだろう。以前だったら、主人公に感情移入して、親に理解されない気持ちに同調してたろうが、最近じゃ子どもを育てているせいか、親の気持ちがわかりすぎて、ウルっと来てしまう場面も。

 印象的なセリフがあって、最後に大学進学が決まって遠くへ行く息子に、お父さんが「せっかく、お前に慣れてきたのにな…」というのだけど、この親子が最初本当の親子じゃないのかと思った程、よそよそしい。でもやっぱり、17歳くらいってこんな感じなのかなー、と思う。自分だって似たようなもんだった。今、「お母さん、お母さん〜!」って言ってる我が息子たちも、思春期に入れば別人になっちゃうのかも。それなら、今の可愛さを充分堪能しとこう!ま、成長したなら、したなりの面白さもあるのだろうが…。

 観た後に、じわっと暖かくなる映画だった。これが、監督初の長編とは!アカデミー賞○部門受賞!!とか、1週間で○万人観客動員!!なんて、鳴り物入りで紹介される映画より、何気なく見つけたこんな映画こそ、宝物になるのかも。

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