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2007年9月29日 (土)

「子どもへのまなざし」

 一歳半検診で色んなことがあって、すごく育児に迷いを感じ始めてしまった。特に今、アニジャは「モンスター2歳児」、よークンはイタズラが最高潮とあって、しょっちゅうイライラしどうし。そんな時、ふと目にした佐々木正美さんという、児童精神科医の書かれた「子どもへのまなざし」という本。挿絵が「ぐりとぐら」の山脇百合子さんだったこともあって、手に取ってみた。

 この本の、基本はとにかく3歳くらいまでは、その子の望む通り受け入れてあげなさい、ということだ。そうすることで、子どもが周りを信頼し、自分自身も信じることができる。ちょっと、過保護なくらいでも、それで悪くなったという例はない。ただし、子どもの望む通り、であって親の望む通りだ。親の望む通りにさせるのは過干渉というわけだから、その辺を取り違えないようにとのこと。

 そういう経験をしないで育つと、あとあと問題が出てくる。基礎工事は土台をしっかりした方がいい。後から取り繕うのはものすごいエネルギーが必要になってくるそうだ。今、色んな事件やら、いじめ、登校拒否など子どもに関する問題もそういう事が絡んでいるからだと先生は言う。そんなニュースなんかを見てると、自分の子どもにはそんな風になってほしくないと思う。だけど、それって親次第ってことじゃん!責任重大!!

 よその、この本に対するレビューを読んでたら、「自分の親はこの本に書いてあるように、良くしてくれたんだなーとわかって、感謝の気持ちが湧いた」なんて書いてあったけど、ウチの親は真逆で、あー私ってろくな育ち方してないんだ...、と、しょんぼりしてしまいました。それでも、これから2人の子達を育てていかねばならない。できれば、何事もなくとはいかないだろうけど、今の笑顔を曇らせないように、してあげたい。自分のせいで悲しい思いはさせたくない。

 本当にタイトルの通り、先生の子どもに対する、やさしいまなざしが感じられる。だけど、今の社会への厳しい視線を送ってらっしゃる。社会が豊かになるにつれて、人間関係は希薄になりつつある。他人といて、くつろぐことができなくなっている、と言う。だから、色んな人の中で、子どもを育てなさいと。子どもができるまでは、私もそうだった。狭い人間関係の中で暮らしていた。子どもがいるとそうも言ってられない。色んな人に手を貸してもらって、色んな人に感謝しながら、やっとやっていけてる。やっぱり、人との繋がりって大切なんだと、改めて思い知らされる。昔はそんな事、あたりまえにやっていたんだろうけど。言う程、厚い人との交流をしてはいないけど、ちょっとづつでも、努力していきたいな...。

 あんまり、育児書って読んでいないのだけど、この本は「こうすれば、こうなる!」みたいなマニュアル感がなく、長年現場で子ども達や、その親を見て来た人の経験から語られる言葉が、やさしく心に届く感じがします。明日から、子ども達に優しく信頼される、お母さんになれるかな?

(text by おれんじ)

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